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武蔵野・三鷹を基盤に活動する ボーカル&キーボード の佑記奈桜の日記です
寒い一日と突然の電話
2007年02月17日 (土) | rewrite |
いきなり最高気温が10℃に満たないという。普通の2月らしさが戻ったわけやけど、17℃もあったのに、それはないやろ!というのが本音やなぁ。昨日、一日中駆けずり回ったので、今日は大事を取って日中は家でのお仕事。うぅ、足から冷えてくるぅ!夕方になり、雨がポツポツと降り出す。今日こそは、回れなかったバレンタインのリベンジや!う~む、遅すぎるかぁ。でもしゃあないやんなぁ。とにかくぅ。そろそろ出かける準備をと思った時に電話がなった。知らない番号。なんだかイヤな予感が走る。

「○○です。ご無沙汰しています。」

ものすごい久々の従兄弟(父の弟の息子さん)からであった。ちっちゃい頃は仲良しだったんやけど、やはりこちらが東京からあちこちに動いて大阪に定住してしまったので、この間会ったのはウチのお父ちゃんの10年くらい前の3回忌やった。

「実は、父がもう危ないんです・・・」

なんで、もっと早く知らせてくれへんの!と言いたかったけど、どうもお兄ちゃん(叔父のこと)が心配かけたらアカンと止めていたみたいやった。お父ちゃんとお兄ちゃんは一卵性双生児。子供の頃、従兄弟もウチも、自分のお父さんをお互いに間違えるくらいにそっくりやってん。双子というのは不思議なもので、遠くはなれていれも同じ時期に同じ病気になったりするらしい。15年ほど前に、2人とも癌になった。お兄ちゃんはすぐ気が付いて手術。お父ちゃんは放っておいて手遅れとなった。今回はその癌がまた猛威をふるって、お兄ちゃんの命を奪おうとしていた。ウチはまだ熱っぽいし、どうしたものか。久しぶりでもすぐに仲良しの頃に戻る。ウチは従兄弟の中の頭領でもあるんよ。とにかく

「もうアカンなんて言わんと、信じて頑張りや!あんたがあきらめてどうするん!なんでもすぐに連絡するねんで!」

それだけ言って電話を切る。母と弟に連絡する。バンマスから電話があって、事情を話したところ、家でじっとしててもしゃあないから、「とりひろ」さんにでも出ておいでと。もう一度、従兄弟に電話する。

「今のところ、落ち着いてるよ。」

気の優しいお兄ちゃん、ちょっと頼りなかった従兄弟やけど、半分涙声ながらもしっかりしているのを聞いて少し、安心。明日の朝、行くからねと約束した。「とりひろ」さんは常連さん達で今日もいっぱい。風邪をうつしちゃ悪いから、マスクをなるべくはずさないようにして、一番端っこに座っていた。みんなの楽しい話し声を聞きながら、ぼ~っと考える。お兄ちゃんとウチは何故か、気があった。大人になってからは数えるくらいしか会ってないけど、会えば必ず長いこと、しゃべり込んだ。かなりプライベートな事でも平気でしゃべっていた。父のお葬式の時は気の毒やった。なんせ、「そっくり」なんやから弔問に訪れる方々みなさん、お兄ちゃんの顔を見てはっとする。

「俺、どっかに隠れてようかな・・・」

お通夜の夜もずっと、棺の前でしゃべってたっけ。

「やだよね、双子って。兄貴の顔見たら、俺もこういう風になるのかなって思っちゃうよ。」

確かに、複雑な思いやろうな。従兄弟もウチの父を見て、同じ事、言ってたもの。でもそう言って、たばこの煙をはく口元はやっぱりお父ちゃんと同じ。仕草までそっくり。不思議だね、遠く離れて暮らしていたのに。2人とも自然を愛する、優しいお父さんです。お兄ちゃんは引退後、しょっちゅう、山歩きをしては絵を描いていたらしい。明日は、ウチのCDを持っていって聴いてもらおう・・・

2月18日午前2時45分

叔父、公一お兄ちゃんはウチが行くのを待ってくれず、永眠しました。
今頃、やんちゃな仲良し双子は、また昔のように駆けずり回って遊んでいるに違いない。優しかった2人のお父さん、どうぞ、安らかに。そして、私達を見守っていてください。
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