2013年08月29日 (木) | rewrite |
8月15日
そりゃ仕方がない。二人ともこの日までパツパツに忙しかった上に、二人ともNYは初めてなのだ。色々と見所は聞いていたし、観光案内の本やパンフレットもいっぱいある。だが、すべてが点のままで繋がらない。ポーポリティで昨日、呼び込み(?)の兄ちゃんにもらった日本のハトバス的なダブルデッカーと呼ばれる、バスの天井に座席があるNYの名物に乗ることにした。ええやん、お上りさんで。48時間で5,000円(この値段が面白かった。実に大阪的!多分、初めから幾らって決まっていて、いかにも今、俺が負けてやったんだって5$くらい引いてくれるのだ!)くらいで、色々とおまけが着いている。このNYハトバスは20分ことに走っていて、要所要所にバス停があり、コールして降りて散策し、またバス停に戻って次のNYハトバスを待って乗るという仕掛けだ。さっそくチケットを購入。
「まず最初にどこに行きたいんだい?」
う〜ん、と顔を見合わせて、やっぱりNYと言えば最初に
「自由の女神!」
と答えると、お兄ちゃんは難しい顔になり、
「ちょっと待ってくれ。」
とどこかへ行ってしまった。なんで?しばらくしてやって来る。
「それなら、市バスに乗ってまず行ってきな。それからここへ戻ってきな。」
そんなぁ!チケット買ったのに乗せてくれないの?詐欺じゃん!と思ったら、お兄ちゃんが手招きしている。
「こっち、こっち!」
ニューヨーカーは関西人のごとく、せっかちなのだ。市バスの運転手さんと話をつけたのか、ウチらはお金を払わずに乗せてもらい、なんとかフェリー乗り場にたどり着く。自力でチケットを(後から見たら、周遊バスのチケットにおまけで付いていたのに)買おうとしたら、次のフェリーは3時だと言う。
「えー!!!!」
何も分かっていないウチらは、ちょっとムッとした表情で先ほどの市バスに、当たり前の顔して無賃乗車して振り出しに戻る。NYハトバスの兄ちゃんはすかした顔で、
「乗るかい?」
あったりまえじゃん!!

NYハトバスはアップタウンとダウンタウンの2種類に分かれていて、今日はアップタウンをメインにした。セントラルパークで瞑想、草の上ゴロゴロももうすぐだ!
NYハトバスにはそれぞれガイドさんが乗っていて、さすがNY、皆さん個性豊かだし、笑いをとるのも上手。ふむふむ、これも勉強になるぞ!
どうしよう、どこで降りようと言っている内に
「ストロベリーフィールド、ジョン・レノン」
という言葉が聞こえたのでようやく降りる決心がついた。降り際にすかさず、何分おきに来るのかもう一度確認。ちょっと歩くとこの風景だ。

ギターを持ったおっちゃんが何人かいて、代わる代わるにレノンのナンバーを弾き語ってくれる。うん、こりゃいいや!日射しがたっぷりのセントラルパーク。端っこだけど、とりあえずタッチしたぞ!様々な国の人が様々な思いでここを訪れるんだろうな。
ホットドックを買って公園でパクリ。こういう普通の事がええんやろうな。
NYハトバスはちゃんと来た。日本では当たり前の事が、こちらでは当たり前ではないことを、来たその日から思い知らされているウチと、それを1年以上に渡って経験してきている母は、NYハトバスが来た事にさえ感動したりするのだ。
ちょっと、写真を。




次に降り立ったのはハーレム。アポロシアターの看板が見え、降りずにはいられなかった。ここへ来るまでにもデューク・エリントンの名前のストリートがあったりと、座っている場合ではなかったのだ。見ると聞くでは大違いで、ハーレムのこの辺りはずいぶんと整備されていてきれいな町並みだ。いわゆる「怖い」イメージもそんなにはない。ただタイムズスクエアなどとは違って色々な人種がという感じではなく、喉が乾いたから入ったMacでは黄色人種はウチらだけだった。遠慮なくジロジロと見られるのは気分のいいものではない。ここでは明らかにウチらは「外国人」なのだ。母が飲み物を取りに行っている間に、おじいちゃんに軟派されかかったウチは、やっぱりじっと座っているのはあまり良くないと思い、
「なんで〜?座ろうよぉ〜!」
という顔の母を引っ張って外に出た。ギター片手にブルースを囁いているおじいちゃん。歴史が混在しているような不思議な気分だった。
でもせっかく来たんだしなぁ・・・
だんだん慣れてきた(この辺がこのコンビのアブナいところでもあり、楽しいところでもあり)ウチらはウィッグや化粧品、カラフルなカラーが満載の服屋さんを冷やかす事に。その品々は本当に楽しい。日本では見た事もないものばかりだ。衣装を買うならここやね!!
さてまたまたNYハトバスに乗り、そろそろミッドタウンに戻ろうと。(きゃぁ!通の人みたい!)晩ご飯は例のポーポリティ付近のビアハウスに入った。
入ったとたん・・・・
ざわざわ、ガシャガシャ、ゥワハハハハ、ォオ〜、いやぁ、カタカナ表記では伝わらないとは思うのだけど、とにかく・・・
うるさ〜い。NYの交通事情をそのまま人間化したみたい。クラクションにサイレンだ。とにかく話をしようと思ったら、相当に近づかないと聞こえない。
あれ?このうるささ、どっかで味わったような・・・
そや。
思い出した・・・
(ここでランちゃんの顔が浮かんだ人、アンタは偉い!)
(そもそもランちゃんというキャラが分かるアンタは偉い!)
これって大阪の居酒屋、そのまんまじゃん!そう言えばタイムズスクエアのギラギラのネオンの中にグリコの元気なおっさんの看板があっても、ちっとも違和感ないぞ。
えぇっ!!!ハドソン・リバーは道頓堀?いやいや、大和川でしょ!いやいや、ちゃいます!!!
なんとなく解決。(何がだ?)
ぐったり疲れた2人はまたもやミニバンに乗って宿へと向かうのでありました。

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「まず最初にどこに行きたいんだい?」
う〜ん、と顔を見合わせて、やっぱりNYと言えば最初に
「自由の女神!」
と答えると、お兄ちゃんは難しい顔になり、
「ちょっと待ってくれ。」
とどこかへ行ってしまった。なんで?しばらくしてやって来る。
「それなら、市バスに乗ってまず行ってきな。それからここへ戻ってきな。」
そんなぁ!チケット買ったのに乗せてくれないの?詐欺じゃん!と思ったら、お兄ちゃんが手招きしている。
「こっち、こっち!」
ニューヨーカーは関西人のごとく、せっかちなのだ。市バスの運転手さんと話をつけたのか、ウチらはお金を払わずに乗せてもらい、なんとかフェリー乗り場にたどり着く。自力でチケットを(後から見たら、周遊バスのチケットにおまけで付いていたのに)買おうとしたら、次のフェリーは3時だと言う。
「えー!!!!」
何も分かっていないウチらは、ちょっとムッとした表情で先ほどの市バスに、当たり前の顔して無賃乗車して振り出しに戻る。NYハトバスの兄ちゃんはすかした顔で、
「乗るかい?」
あったりまえじゃん!!


NYハトバスはアップタウンとダウンタウンの2種類に分かれていて、今日はアップタウンをメインにした。セントラルパークで瞑想、草の上ゴロゴロももうすぐだ!
NYハトバスにはそれぞれガイドさんが乗っていて、さすがNY、皆さん個性豊かだし、笑いをとるのも上手。ふむふむ、これも勉強になるぞ!
どうしよう、どこで降りようと言っている内に
「ストロベリーフィールド、ジョン・レノン」
という言葉が聞こえたのでようやく降りる決心がついた。降り際にすかさず、何分おきに来るのかもう一度確認。ちょっと歩くとこの風景だ。

ギターを持ったおっちゃんが何人かいて、代わる代わるにレノンのナンバーを弾き語ってくれる。うん、こりゃいいや!日射しがたっぷりのセントラルパーク。端っこだけど、とりあえずタッチしたぞ!様々な国の人が様々な思いでここを訪れるんだろうな。
ホットドックを買って公園でパクリ。こういう普通の事がええんやろうな。
NYハトバスはちゃんと来た。日本では当たり前の事が、こちらでは当たり前ではないことを、来たその日から思い知らされているウチと、それを1年以上に渡って経験してきている母は、NYハトバスが来た事にさえ感動したりするのだ。
ちょっと、写真を。




次に降り立ったのはハーレム。アポロシアターの看板が見え、降りずにはいられなかった。ここへ来るまでにもデューク・エリントンの名前のストリートがあったりと、座っている場合ではなかったのだ。見ると聞くでは大違いで、ハーレムのこの辺りはずいぶんと整備されていてきれいな町並みだ。いわゆる「怖い」イメージもそんなにはない。ただタイムズスクエアなどとは違って色々な人種がという感じではなく、喉が乾いたから入ったMacでは黄色人種はウチらだけだった。遠慮なくジロジロと見られるのは気分のいいものではない。ここでは明らかにウチらは「外国人」なのだ。母が飲み物を取りに行っている間に、おじいちゃんに軟派されかかったウチは、やっぱりじっと座っているのはあまり良くないと思い、
「なんで〜?座ろうよぉ〜!」
という顔の母を引っ張って外に出た。ギター片手にブルースを囁いているおじいちゃん。歴史が混在しているような不思議な気分だった。
でもせっかく来たんだしなぁ・・・
だんだん慣れてきた(この辺がこのコンビのアブナいところでもあり、楽しいところでもあり)ウチらはウィッグや化粧品、カラフルなカラーが満載の服屋さんを冷やかす事に。その品々は本当に楽しい。日本では見た事もないものばかりだ。衣装を買うならここやね!!
さてまたまたNYハトバスに乗り、そろそろミッドタウンに戻ろうと。(きゃぁ!通の人みたい!)晩ご飯は例のポーポリティ付近のビアハウスに入った。
入ったとたん・・・・
ざわざわ、ガシャガシャ、ゥワハハハハ、ォオ〜、いやぁ、カタカナ表記では伝わらないとは思うのだけど、とにかく・・・
うるさ〜い。NYの交通事情をそのまま人間化したみたい。クラクションにサイレンだ。とにかく話をしようと思ったら、相当に近づかないと聞こえない。
あれ?このうるささ、どっかで味わったような・・・
そや。
思い出した・・・
(ここでランちゃんの顔が浮かんだ人、アンタは偉い!)
(そもそもランちゃんというキャラが分かるアンタは偉い!)
これって大阪の居酒屋、そのまんまじゃん!そう言えばタイムズスクエアのギラギラのネオンの中にグリコの元気なおっさんの看板があっても、ちっとも違和感ないぞ。
えぇっ!!!ハドソン・リバーは道頓堀?いやいや、大和川でしょ!いやいや、ちゃいます!!!
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ぐったり疲れた2人はまたもやミニバンに乗って宿へと向かうのでありました。


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