譜面を作る仕事が入った。クライアントさんの声だけが入った音源を聴いて、採譜する仕事だ。これが結構大変。

所謂「耳コピ」というのは、ウチは子供の頃から鍛えられているので普通のバンド形式のものなら、ほとんど問題ない。ピアノもギターもドラムも採譜可能である。ところが声だけというのは、まずリズムがどうなっているのかから解明しなくちゃいけない。クライアントさんは自分の中で「1、2、3、4」があるだろうけれど、「1」からメロディが始まっているとは限らないからだ。全体の流れを聴いて検討をつけていく。その次はピッチ。アカペラ状態で3分ちょっとの曲は、プロでも正確なピッチを保ったままというのは難しいと思う。フレーズが切れて次の出だしがビミョーなピッチだったりすると、こちらは「こういうメロディかな？」と推測するしかない。

でもクライアントさんは自分が作ったメロディを大事にしてはると思うし、なかなか面白い仕事でもあります。さあこの単音だけのメロディに今度はコードを乗せてドラマチックに仕上げなきゃ！

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