2006年11月14日 (火) | rewrite |
朝ご飯を食べて、いざ、お兄ちゃんの仕事に取り掛かる。なになに?特許庁審査基準室vs○○特許法律事務所のお話か。この時点で眉毛ケムンパス状態。ヘッドホーンをかぶってプレイ。いきなり
「ガサガサッ!ガサガサガサ!!ズズズッ!ガサッ!
大音響で鳴り響いた。なんやこれ!どうも集音マイクを会議机のど真ん中に置いたようだ。最近のは性能がええから、もっと遠い所の方がかえって声が聞こえやすく録れるのにな。その後、いきなり話が始まる。これを全部、書き取って(PC上でだけど)いかなきゃいけないわけや。おっちゃんばっかりで、声が低いのと、みなさん、語尾がどっかに行っちゃう。ケムンパスが太くなった。それに付け加えて、特許事務所の人ってそれぞれ専門分野があるのね。ウチの苦手な化学と物理の専門やって。だいたい「ラセミ体」ってなんやねん。「光学移動体」ってなんやねん。お兄ちゃんから「難しいですよ。」と聞いてはいたけど、いきなり専門用語のオンパレード。参った。初めの5分に1時間近くかかってしまう。締め切りは今日の5時。お先真っ暗や。お題は「特許の進歩性」について。これは活字をもらっていたから良かったんだけど、あなたなら何と読みますか?「しんぽせい」だよね?ところがどっこい、ギョーカイ用語は違うのだ。例えば、
進歩性 →しんぷせい(特許ギョーカイ)
競売 →けいばい (不動産ギョーカイ)
卸売市場→おろしうりしじょう(食べ物ギョーカイ)
市場は知ってるよね。さて頭に聞こえてくるひらがなはそう簡単には漢字にならない。「せんたくはつめい」だの「とっかいへい」だのを敵はギョーカイ人だから早口でぽんぽんしゃべる。泣きたくなった。もう返そうかな。でもお兄ちゃんも泣きが入ってたしな。簡単なお昼ご飯とたばこ休憩だけでも、時間は残酷に過ぎてゆく。でも、おもしろい話もあった。天然物抽出物を使ったもの(化粧品・飲料・食料)は特許が取れやすいんだって。その辺、ゆるゆるなんだって。でも欧米ではむちゃくちゃ厳しいらしい。同じ成分でも、向こうでは通らないんやって。それとか「○○活性促進ボディ用皮膚外用剤」平たく言えば、ボディクリームでんな。でもこれでは特許が降りない。この○○は既にギョーカイが周知の上、使われまくっているからやねん。ところがブツはそのままでネーミングに「痩身用」とつけると通るんですな、これが!○○は外用剤としては物の特定にならないが、「痩身用=塗ったら痩せるという効果」は今回が初めてだからだそうな。な~んか、あやしいなぁ・・・
そんな中、隣のおっちゃんの事でボスが現れる。かなりひどい状態になってるのをボスも確認。ボス、おっちゃんを助けたってや。ちょっと安心。そうこういう内に3時。あきらめた。お兄ちゃんに電話する。
「ごめ~ん!!締め切り延ばして!!」
「何時に上がります?」
「あと40分残ってる。かなりかかるよ。難しい!」
「分かりました。ごめんなさい、ごめんなさい。でもお願いします!」
ずっとヘッドホーンをかぶりっ放しなので、頭痛はしてくるは、PCの前から離れられないので眼はきんきん、しかもめまいしてきた。揺れる机にしがみついて最後のラストスパート!うう~。こんなん毎日やったら死ぬぅ。音を採るのとは大違いやぁ!しもたぁ!7時。お兄ちゃんから電話が入る。
「ぜえぜえ、残り15分。もうやだ。」
「そんな事言わないで、待ってますからお願いします!」
ケムンパスはもう枯れて落っこっちゃったみたい。
「ぶぁはっくしょい!ぶぁはっくしょい!」
いきなりのまた大音響である。なめとんか!ああPCのプレーヤー画面の丸いボタンが最後まであと1cm、5mm、3mm!
「今日は本当にありがとうございました。」
終わったぁ!!!!!次から次へと専門分野が変わりながら話が進むので、結局5分/hourという超のろまな事になってしまった。ごめんね。会社でじっと待ってたお兄ちゃん。今度からもう少し早く言ってね。ああ、疲れた。
ボスから隣のおっちゃんのお姉さんと連絡が取れたと留守電に入ってた。良かった。
「ガサガサッ!ガサガサガサ!!ズズズッ!ガサッ!
大音響で鳴り響いた。なんやこれ!どうも集音マイクを会議机のど真ん中に置いたようだ。最近のは性能がええから、もっと遠い所の方がかえって声が聞こえやすく録れるのにな。その後、いきなり話が始まる。これを全部、書き取って(PC上でだけど)いかなきゃいけないわけや。おっちゃんばっかりで、声が低いのと、みなさん、語尾がどっかに行っちゃう。ケムンパスが太くなった。それに付け加えて、特許事務所の人ってそれぞれ専門分野があるのね。ウチの苦手な化学と物理の専門やって。だいたい「ラセミ体」ってなんやねん。「光学移動体」ってなんやねん。お兄ちゃんから「難しいですよ。」と聞いてはいたけど、いきなり専門用語のオンパレード。参った。初めの5分に1時間近くかかってしまう。締め切りは今日の5時。お先真っ暗や。お題は「特許の進歩性」について。これは活字をもらっていたから良かったんだけど、あなたなら何と読みますか?「しんぽせい」だよね?ところがどっこい、ギョーカイ用語は違うのだ。例えば、
進歩性 →しんぷせい(特許ギョーカイ)
競売 →けいばい (不動産ギョーカイ)
卸売市場→おろしうりしじょう(食べ物ギョーカイ)
市場は知ってるよね。さて頭に聞こえてくるひらがなはそう簡単には漢字にならない。「せんたくはつめい」だの「とっかいへい」だのを敵はギョーカイ人だから早口でぽんぽんしゃべる。泣きたくなった。もう返そうかな。でもお兄ちゃんも泣きが入ってたしな。簡単なお昼ご飯とたばこ休憩だけでも、時間は残酷に過ぎてゆく。でも、おもしろい話もあった。天然物抽出物を使ったもの(化粧品・飲料・食料)は特許が取れやすいんだって。その辺、ゆるゆるなんだって。でも欧米ではむちゃくちゃ厳しいらしい。同じ成分でも、向こうでは通らないんやって。それとか「○○活性促進ボディ用皮膚外用剤」平たく言えば、ボディクリームでんな。でもこれでは特許が降りない。この○○は既にギョーカイが周知の上、使われまくっているからやねん。ところがブツはそのままでネーミングに「痩身用」とつけると通るんですな、これが!○○は外用剤としては物の特定にならないが、「痩身用=塗ったら痩せるという効果」は今回が初めてだからだそうな。な~んか、あやしいなぁ・・・
そんな中、隣のおっちゃんの事でボスが現れる。かなりひどい状態になってるのをボスも確認。ボス、おっちゃんを助けたってや。ちょっと安心。そうこういう内に3時。あきらめた。お兄ちゃんに電話する。
「ごめ~ん!!締め切り延ばして!!」
「何時に上がります?」
「あと40分残ってる。かなりかかるよ。難しい!」
「分かりました。ごめんなさい、ごめんなさい。でもお願いします!」
ずっとヘッドホーンをかぶりっ放しなので、頭痛はしてくるは、PCの前から離れられないので眼はきんきん、しかもめまいしてきた。揺れる机にしがみついて最後のラストスパート!うう~。こんなん毎日やったら死ぬぅ。音を採るのとは大違いやぁ!しもたぁ!7時。お兄ちゃんから電話が入る。
「ぜえぜえ、残り15分。もうやだ。」
「そんな事言わないで、待ってますからお願いします!」
ケムンパスはもう枯れて落っこっちゃったみたい。
「ぶぁはっくしょい!ぶぁはっくしょい!」
いきなりのまた大音響である。なめとんか!ああPCのプレーヤー画面の丸いボタンが最後まであと1cm、5mm、3mm!
「今日は本当にありがとうございました。」
終わったぁ!!!!!次から次へと専門分野が変わりながら話が進むので、結局5分/hourという超のろまな事になってしまった。ごめんね。会社でじっと待ってたお兄ちゃん。今度からもう少し早く言ってね。ああ、疲れた。
ボスから隣のおっちゃんのお姉さんと連絡が取れたと留守電に入ってた。良かった。
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